美しい切花を長持ちさせる方法は!?

花屋イメージ

最近スーパーなどでも販売されている切花、スーパーなどの切花販売コーナーでは少量の切花リーズナブルな価格購入できるのが特徴で誰でもきやすく切花を購入できるようになりました。花を一輪、お部屋に飾るだけでお部屋の雰囲気がパッと明るくなるのがうれしいですね(^^♪

そんな切花も環境と扱い方で持ちがずいぶん変わります。せっかく買ってきたお花が咲く前に枯れたなんて悲しいですよね!お花は生き物です。

 

 

せっかく持ち帰ったお花だからこそ、美しい姿を永く楽しみたいのではないでしょうか!?

 

 

ここでネットなどでよく見かける「切花を長持ちさせる方法」をいくつか挙げてみます!

①漂白剤を入れる

②10円玉を入れる

③砂糖を入れる

④サイダーを入れる

⑤氷を入れる

⑥市販の延命剤を使う

 

以上の方法がネット上でよく見かける切花を長持ちさせる方法だと思いますが、そもそも切花が枯れてしまう大きな要因のひとつが、水の中のバクテリアです。

花瓶の水にバクテリアが繁殖(水腐れ)することで、茎の導管にバクテリアが詰まり、水を吸うことができなくなります。

 

①の漂白剤を入れる方法は、バクテリアなどの細菌の発生を抑制するための方法で、漂白剤に含まれる塩素の殺菌作用を利用しています。ある程度の効果は期待できますが分量を間違ってしまうと逆に切花を枯らしてしまう恐れがあります。また、金属製の花瓶などは変色の恐れがありますので注意が必要です。

②の10円玉を花瓶に入れる方法も銅イオンのもつ殺菌効果がバクテリアの発生を抑制するため切花が長持ちするといわれています。

③の砂糖を入れる方法ですが、お花がキレイに咲くためにはたくさんの栄養素(糖分)が必要になってきます。砂糖を入れることでその栄養分を補います。ただし、砂糖を入れることでバクテリアの増殖も増しますので抗菌作用のあるものと併用しなければ意味がありません。砂糖も濃すぎると逆に茎の導管を詰まらせてしまいますので注意が必要です。

④のサイダーを入れる!?方法ですが、炭酸水には殺菌効果があるといわれています。そして、サイダーには糖分が大量に含まれています・・・ここまで聞くとサイダーが一番いいように思いますが、炭酸は濃すぎても弱すぎてもだめなので、調整が難しいです。基本的には少し気の抜けたくらいがベストではないでしょうか!?

⑤の氷を花瓶に入れる方法ですが、切花の大半は温度変化に弱く外気温が高く花瓶の中の温度だけ低いと頭だけのぼせてしまう状態になるため、逆にお花を疲れさせてしまいます。夏の室内の温度が異常に上がるようなときは逆効果になる恐れもありますので注意が必要です。そもそも夏の炎天下では氷の効果は一瞬でなくなりますが・・・
この方法は、お部屋の温度が少し涼しいくらいの時期ならある一定の効果があると思われます。

⑥の市販の延命剤を使う方法がいちばん手ごろで効果のある方法でしょう!ホームセンターなどで見かける「切花延命剤」や「鮮度保持剤」などは殺菌作用や糖分の配合を切花のために調合しています。そのため、切花のキレイ(咲いている状態)が永く楽しめます。なを、市販の延命剤を使用すると殺菌剤の作用で毎日水替えをしなくても大丈夫ですので、わずらわしい手間を省くことができます。

※優れた延命剤の中には数日で水が濁ることがありますが、これは水が腐っているのではなく「お花の老廃物」をコロイド状にして水と分離させるよう設計されているためです。

※市販の延命剤の多くは殺菌剤を配合しているため、金属製の花瓶を変色させる恐れが御座いますので、必ず商品の説明を熟読してお使いください!

 


最後に

切花を長持ちさせるためにはバクテリアの発生を防がなくてはいけません。したがって、使用する花瓶は漂白剤や洗剤で隅々まできれいに洗ってから使用しましょう。そして、茎を切る際も殺菌されたハサミを使用し、できるだけきれいな水の中で茎を切る【水切り】をすることをお勧めいたします。あわせて置き場所は、直射日光を避けてエアコンなどの風の当たる場所を避けお部屋の涼しい場所に飾るようにしましょう。

さあ! 明日からお部屋を彩る「生け花」を始めてみませんか!?

 

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日本人が忘れてはいけない「9月の節句」とは!?

菊の節句image

あまり馴染みの無い「菊の節句(重陽の節句)」

 

重陽の節句とは五節句のひとつで江戸時代に定められた式日ですが、じっさい五節句と言われても、あまりピンとこない方の方が多いとおもいますが、「ひな祭り」「子供の日」「七夕」と聞けばわかりやすいですね(^^♪

 

五節句とは!?

 

もともと中国から日本に伝わった風習だといわれ、古代の中国では季節の変わり目のことを「節(せつ)」と呼んでいました。そして、奇数月の月と日が重なる日、これは「奇数=陽」陽が重なると陰になってしまうことから、この日は邪を避けるため季節の旬の食物を食べることで体内に生命力を取り込み邪気を追い払う催事が模様されていたようです。

これが日本に伝わり「五節句」として定着したようです。

 

 

■1月7日の人日(じんじつ)の節句

「人日の節句」には七草がゆを食べます。一般的に七草とは「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」をさし、七種類の薬効のある若菜を体内に取り入れることで寒い冬を病気もせず乗り切れるといわれています。

■3月3日の上巳(じょうし)の節句

ご存じの「ひな祭り」です。もともとは身代わりの紙人形を川に流す風習がのちに女の子の誕生と健康を祝う行事に変わっていったとされます。

この時期には桃の花が咲くため「桃の節句」とも呼ばれます。

■5月5日の端午(たんご)の節句

こちらもご存じの通り「子供の日」ですね!端午の節句には「こいのぼり」を飾り「ちまき」や「柏餅」を食べたり「菖蒲湯」に浸かったりと男の子ならずとも子供には待ち遠しい季節ではないでしょうか!?そして、古来より「菖蒲」は邪気を払う特別な力があると考えられていたため「菖蒲湯」に浸かったり、地域によっては「菖蒲」を屋根の上に置く風習もあるようです。

■7月7日の七夕(しちせき)の節句

こちらもご存じの通り「七夕(たなばた)まつり」です!この日は無病息災を願い「そうめん」を食べます。笹を用いることから別名「笹の節句」ともいわれます。

 

さて本題の「9月9日の重陽(ちょうよう)の節句」

近年あまり馴染みの無い「重陽の節句」・・・

重陽とはもっとも大きな奇数が重なる日で大変めでたいとされています。この時期には菊がキレイに咲き誇る時期で別名「菊の節句」とも呼ばれます。日本の国花といえば桜と菊ですよね!

日本では古来「菊は不老長寿の薬草」とされ、この時期咲き誇る菊をお酒に浮かべる「菊酒」を楽しんでいたようです。

 

また、菊の花を湯船に浮かべる「菊湯」も風情があっていいですね!

※菊酒や菊湯には専用のエディブルフラワーをお買い求めください。

 

五節句を締めくくる「重陽の節句」は当時は最も盛んな行事だったようです。日本の国花である「菊の花」を使う行事だけに今では影が薄くなってしまいとても残念です!

今では菊のエディブルフラワーもネットで簡単に手に入りますので今年の「9月9日」お部屋に菊を飾り「重陽の節句」を始めてみてはいかがでしょうか!?

菊のアレンジメントimage

2017年(平成29年)のお盆 とは!?

7月も中ごろを過ぎると「関西のお花屋さん」はお盆の準備で大忙し!お花屋さんにとっては「母の日」につづく大イベントなのです。

 

そもそも「お盆」の由来とは何なのでしょうか!?

 

●お盆とは!?

お盆(おぼん)とは夏に行われるご先祖の霊を祀る【ご先祖の霊を招きおもてなし(供養)をする】行事です。
もともとの語源は、仏教用語の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」サンスクリット語の「逆さづり」
を意味する「ウラバンナ」の音写という説が有力なようです。

期間は通常夏の4日間で初日を「盆の入り」最終日を「盆明け」と呼び
初日は送り火を炊きご先祖様をお迎えし、
最終日には送り火を炊きご先祖様をお送りします。

※京都の「五山送り火(大文字の送り火)」が有名ですね(^^♪

 

この時ご先祖様の乗り物として用いられるのが、
精霊馬・精霊牛(しょうりょううま・しょうりょううし)
キュウリやナスで作った牛や馬を模した人形です。ただし、
地域で差もあるようで「収穫の感謝の意味を込めて」
その年の旬のものを使ったり、
そもそも精霊馬・精霊牛を作る習慣がない地域もあるようです。

 

●お盆飾りに必要なもの

①真菰(まこも)_____ 盆棚の上に敷くもの

②麻幹(おがら)_____ 迎え火・送り火に焚く、地域により「箸」や「杖」にみたてたり、牛馬の脚にも使います。

※古来から「麻」は清浄な植物と考えられ悪いものを祓い清める効果があると考えられていたようで、その煙にはその空間を浄化する力があるとされます。使い方は地域により様々ですが、一般的には家先もしくはお墓などで、素焼きの「焙烙(ほうろく)」に「おがら」を折って積み重ね、火をつけて燃やし、迎え火として先祖の霊を迎えます。

③精霊馬・精霊牛(しょうりょううま・しょうりょううし)___ご先祖様のお迎えの時とお帰りの際の乗り物になります。

※馬と牛を使うのは、馬は早く・牛はゆったり・・・来るときは牛を使いお帰りには馬を使う、少しでも長くご先祖様が家に居ることができるようにとの配慮ですが、地域により逆の地域もあるようです!

④蓮の葉(はすのは)_____ お供物(旬の野菜など)を葉の上にのせてお供えします。

※近年では造花がよく使用されています。

⑤蓮の花(はすのはな)

※近年では造花がよく使用されています。

⑥お供えの花

⑦鬼灯(ほおづき)_____ ご先祖様が迷われないように提灯の代わりとして飾ります。

⑧禊萩(みそはぎ)_____ 別名(盆花・精霊花)

※お盆に供養する餓鬼はのどが狭くご飯ものどを通らないため、のどの渇きを抑える作用のある「みそはぎ」を添えておくと云われています。
また、花穂に水を付け迎え火を消したり供物に水をふりかけるのに使用する地域もあるようです。

 

※地域や宗派により「お盆」のしきたりも様々です。上記はごく一般的なものを例に挙げていますので、詳しくは別途お調べ下さい。

 

2017年のお盆はいつ!?

本来のお盆は旧暦の7月15日中元節の日に行われていましたが、明治6年(1873年)1月1日のグレゴリオ暦(新暦)採用以降、以下のいずれかにお盆を行うことが多くなりました。

 

●2017年(平成29年)のお盆期間____新暦7月(新盆)にお盆を迎える地域の場合

東京や横浜、静岡などの地域では、新暦の7月(新盆)にお盆を迎えます。
日程は毎年7月13日(迎え火=盆の入り)から7月16日(送り火=盆明け)までとなっています。

7月13日(木) 迎え火(盆の入り)
7月14日(金) 中日
7月16日(日) 送り火(盆明け)

 

●2017年(平成29年)のお盆期間______新暦8月(月遅れの盆)にお盆を迎える地域の場合

現在では、全国ほとんどの地域では新暦の8月にお盆を迎えます。
新暦8月のお盆は、新暦7月の新盆に対し「月遅れの盆」と呼ばれることもあるようです。

8月13日(日) 迎え火(盆の入り)
8月14日(月) 中日
8月16日(水) 送り火(盆明け)

 

ながながとお盆について書きましたが、お盆とは現代薄れがちな「感謝の心」・「おもてなしの心」を今一度考えさせられる
日本の伝統的な行事なのではないでしょうか!?その日本の心を伝えていかなければいけませんね。